哺乳類

哺乳類は、生態系の低次消費者から生態系上位種まで多くの段階に広がっている代表的な消費者のグループです。また、水中から空中まで多様な環境に適応しており、様々な哺乳類が生息することは、多様性の高い環境の表れでもあります。

 

主な調査内容

  • 目撃法、フィールドサイン法
    個体の目撃や、足跡および糞等の痕跡から調査対象地内の生息種を把握します。
  • トラップ法(捕獲調査)
    調査対象種や生息環境に適した罠を用いて、個体の捕獲を行います。捕獲に用いる罠は、シャーマントラップ(ネズミ類)、墜落缶(トガリネズミ類)、モールトラップ(モグラ類)、カゴ罠(中大型哺乳類)、囲い罠(シカ用)等、様々な種類があります。
  • 自動撮影調査
    痕跡の見つけにくい環境や、警戒心の強い種には自動撮影調査が有効です。生息種の把握の他にも生息密度指数の推定にも用いられます。
    →生物生態映像・写真撮影のページ
  • ラジオテレメトリー調査
    調査対象となる個体を捕獲し、電波発信機を個体に装着させて放獣します。電波を受信しながら個体を追跡し、ねぐらや餌場等(行動圏)を調査します。
  • 食性調査
    糞の中身や個体の胃内容物を解析して餌生物を把握し、保全対策のための基礎資料とします。
  • 有害鳥獣駆除に関する生態調査
    ニホンジカなど有害鳥獣の駆除や個体数管理ための生態調査や個体数把握調査などを実施しています。

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